ランナーカット作業に苦戦しております。
思ったように作業が進みません。
こういう時は無心になり黙々と作業を進めるのが一番です。
自分はランナーカットマシンであると自分自身に言い聞かせます。
一種の自己催眠とでもいうのでしょうか。
完璧な催眠状態になると、まさに無我の境地となり、手足のみがオートマチックに動き出し、その状態をしばらく続けていると悟りを開きそうになります。
つい悟りなどを開いてしまい、人類を救う業務を担うようになると困るので、今日はラジオを聴きながら作業をしました。
懐かしい歌を流す番組を聴いていると、若い頃によく聴いた竹内まりやさんの「恋の嵐」が流れてきました。
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♪Dance Dance Dance never stop ~
当時、若者に人気だったそのお店は、大まかに分類するとスナックだったのだと思う。
5、6人が座るといっぱいになってしまうカウンター席と、4人掛けのテーブル席が3つしかない小さな店だったが、週末にはお店に入りきれないほどの若者が集まっていた。
確か「犬小屋」という店名だった。
世の中はバブル景気に浮かれ、僕の住む田舎町にもその熱気が押し寄せていた。
僕は地元の工場に勤めていた。
その日僕は、仕事帰りに同僚と行きつけのラーメン屋へ行った。
ラーメンを食べた後、2軒隣の犬小屋をみると、珍しく空いるようだったので少し飲んでから帰る事にした。
運良く僕の好きなカウンターの角席が空いていた。
店内は僕たち二人のほかテーブル席に男性三人連れの客一組と、カウンターの角を挟んで女性二人連れが1組だけだった。
店のママさんは女性客二人と話し込んでいた。
何の話をしていたのか全く覚えていないが、同僚と話し込んでいると「それ私も好き」とカウンターの女性客の一人が僕に話しかけてきた。
突然話しかけられた僕は「はい!」と見当違いな返事をしてしまった。
それが彼女との出会いだった。
彼女は当時の僕より3歳年上の25歳で総合病院のナースをしていた。
名前は静恵さんといった。
連れの女性は職場の先輩で良子さん。年齢はわからなかった。
意気投合した僕たちは4人で飲んだ。
静恵さんは八重歯がチャーミングな明るい性格の女性だった。
黄色いノースリーブのワンピースがとても似合う、華やかな雰囲気をまとった女性だった。
しばらく飲んだ後、僕は静恵さんと連絡先を交換した。
そのあと数回食事に行き、僕たちはお付き合いする事になった。
♪Dance Dance Dance never stop ~
ふと触れた指先に~
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つづく
予告
というドラマが脳内にて展開されました。
次回(脳内)放送の第2話「鳩とバナナ」がとても楽しみです。
若人よ!黙々と仕事していると脳内ドラマが始まるよ~(← 疲れているのかも、、)
↑名曲!