子供の頃の今日は絶望のど真ん中にいた。
夢のような40数日が、明日1日を残して終わってしまう。
人生ってなんてつらいものなのだろうと、縁側に座りながらぼーっと庭を眺め物思いにふけったものであった。
過ぎ去った日々を振り返っても、まさに字のごとく夢中で遊んでいたため、その期間の記憶がほとんどない。
40日以上あったのに。子供ながらに何か取り返しのつかないとんでもない事をしでかしてしまったのではないかと思ったりしたものである。
大人になった今、今日という日をどんな心境で迎えているかというと、子供の頃のそれとは違うが、心の中に焦りのようなものが渦巻いている。
なぜかと言えば、9月中に確定申告をしなければならないからである。
自慢ではないが、事務作業をまったくしていない!きっぱり!!
ついつい後回しにしているうちに、今日に至った訳であるが、そもそも私は数字が嫌いである。
正確にいうと数字というより、細かい事務作業が嫌いである。
貸借対照表や損益計算書など、一応は勉強したので内容は理解しているが、もっとシンプルに会社の業績をあらわす手法は無いものだろうか。と、複式簿記を開発した人に言いたい。
そんなことを思いながらランナーカット業務を黙々とこなしているわけだが、ふと思った。
「私自身の貸借対照表」を作るとどんな感じになるのだろうと。
ちょっと込み入った話にはなるが、貸借対照表またはバランスシートは、借方(表の左側)の資産、貸方(表の右側)の負債・資本で成り立っているわけだが、これを私自身にあてはめてみる遊びをしてみた。(ランナーカット中、頭はフリーなので)
「体が資本ですから」という言葉があるように、まずは資本から考えてみた。
資本=私の身体(剰余金:健康寿命)
資産=筋肉、健康な内蔵、わりと残っている毛髪
負債=飲酒による内臓ダメージ、疲労、睡眠不足、加齢
自己分析の結果、そこそこバランスが取れているのではないかと思う。
おそらく債務超過にはまだなっていないはずである。
そういえば今年の11月に友人に誘われ人間ドックに行くことになった。
独立してからは一度も受けていないので、久しぶりの検査である。
これで私の身体のバランスシートの評価がはっきりするだろう。
しかし、なぜか人間ドックを受ける病院の場所が、葛飾区の立石にある。
立石といえば昼飲みの聖地。
素晴らしい友人を持ったものである。
若人よ。人間ドックは葛飾区!(← やはり疲れか、、、)