最近はまた軽井沢の畑へ毎日のように通っている。
昨年の記事にも何度も書いているが、ここでもくもく作業をしていると、色々な事を考える。
今日はまた、その考え事・・・、いや、思いつき・・・、
いやいや、「思考」(←恰好よく言ってみただけ)について書きたいと思う。
加齢とともに食の好みが変化するという件については今更の中の今更であるため、あえてここで述べる事はしないが、つい最近私の中で変化した食の好みについてはっきりと気付いてしまったことがある。
それは
“ラーメン(中華そば)に入っている海苔はとても美味しい”
という気付きである。
↓この左の黒い物体があるのと無いのとでは天と地の差!(※個人的意見です)
子供の頃から青年時代までは、お腹にたまり満腹という快楽へと導いてくれる食物こそが正義であり、逆にそうでないものは存在に値しないものという価値観の中で生きていた。
子供の頃のラーメンどんぶり内におけるトッピングのヒエラルキー構造としては
- チャーシュー(神的存在)
- メンマ(歯ごたえによる食べた感アップ効果)
- ナルト(そこそこの食べ応えと、比較的肉グループに属するもの)
- 海苔(なぜそこに?という疑問とスープを吸ってしまうともはや黒いなにか)
- ネギ(無くてもよしとする、子供の口には合わない)
の順番であり、4、5あたりは眼中にないと言ってもいいであろう存在だった。
そういえば話は変わるが、
大好物というか、幼少期にそればかり食べていたラーメンで「味の大関」という袋麺があった。
たぶん安かったのだと思う。
常に自宅にあった気がする。
先日、その「味の大関」の話をたまたま友人たちと奥多野さんでしていたのだが、その後、その場にいた友人から『「味の大関」の復刻版が売ってるよ!』と連絡が入った。
既に廃番になったようなのは気が付いていたが、復刻版だと・・・?
そんなにファンがいたのだろうか。
そしてこのタイミングといい、実に怪しい・・・(おじさん、すっかり疑い深くなっています^^;;)
その友人から送られてきた写真がこちら↓
うおー!懐かしい。懐かしすぎる!!
そうそうコレコレコレーーー!!!
なんかもう、疑ってごめんーー!!
そうだ、まるか食品だ!
昭和41年発売と書いてある。そんな前だったのか。
そしてこのパッケージ・・・何十年ぶりだろう。
懐かしすぎて思わず涙が・・・。
その友人に頼み、購入してもらったのだが、もったいないのでまだ食べていない。
作った際にはまた報告させていただきたい。
すっかり話が逸れてしまった。
ところが、つい最近ほんのつい最近、なんなら2ヶ月前くらいの事であるが、ラーメンを食べる時に海苔を欲している自分に気が付いた。
ヒエラルキー構造が大きく変化していたのである。
きっかけは、観光いちご園シーズン真っ只中は忙しいので、カップ麺とコンビニのおにぎりで済ませていた(前回のブログにもかいたけど)
コンビニのおにぎりを包装から解放するときに出現する海苔のあまり部分、つまりはご飯に密着しない部分の海苔の事であるが、「おにぎり海苔しっとり派」である私にとっては、もてあましてしまう部分となる。
当然捨てることなどできないので、パリパリ言わせながら食べていたわけであるが、ある日ふと気が付いた。
これをカップラーメンに入れてしまえばいいのではないかと。
結果は大正解。
お店で食べるラーメンとまではいかないまでも、インスタントカップ麺に海苔の風味が加わり数ステージ昇華したように思えた。
海苔の存在理由がわかった瞬間である。
それ以来、カップ麺andおにぎりランチの時はかならず海苔インを実行するし、最近などはおにぎり用海苔なるものを購入し、大量にトッピングして楽しんでいる。
これじゃあどっちが主役かわからないよ、と、ひとりツッコミしながら。パリパリ。
という事で、私は初夏の軽井沢で気持ちのいい風に吹かれながら、ランナー挿しの作業をしている。
海苔さん長い間ごめんなさいとつぶやきつつ。
そんな思慮を巡らしながら、今日は1,000本のランナー挿し完了。まあまあかな。
因みに、今日の畑ランチは、ベルクの「ビーフと玉ねぎたっぷりの薬膳カレー」。
これにもたんまりと海苔を乗せていただいたのは言うまでもない。パリパリ。
そうそう、「中田」というフラッグは、ボートレーサーの中田夕貴選手とコラボで販売されたカレーだからだそう。なるほど。
いちご農家の愚考思考はつづく・・・